練習生や保護者の方のご意見を中心に投稿して頂いたものを掲載させていただくページです。


「初段審査を受けて

この度、無事初段昇段審査を終える事が出来、また審査合格の報を頂き改めて身の引き締まる思いであります。

合気道との出会いは6年前、小学校に入ったばかりの長男の夏休み体験学習として金岡体育館で開催されていた合気道を保護者として見学したことが始まりでした。元々武道には興味があり、主にカンフー映画やその当時流行った漫画「拳児」を読み漁っていたので合気道の不思議な動きについては違和感なく見ることが出来ましたが、「何故、相手が倒れるのか?」理屈は分らず食い入るように見学していた事を思い出します。

当時金岡体育館合気道教室では数名の大人と夏休みの子供達が多数おり黒帯の指導者の方が技を指導されていました。

私の視線を感じてか?指導者の方から「お父さんも良ければ参加しませんか?」とお声掛けを頂きこの果てしない合気道の泥沼へ足を踏み入れる事となりました。

稽古を積み、技を覚え、受け身を覚える毎に当初理解できなかった相手が倒れる理屈がうっすらと分かるようになり、それが楽しくて更に稽古に励む。を繰り返しておりますが、同じ支部道場内や他支部道場、本部道場などでの稽古で対格差のある方や有段者には技が掛からない事も多く、自分の力量不足を痛感しております。

今まではあくまで技の形・受け身の形を覚える為の稽古に過ぎず、初段からは今まで覚えた技を対格差に関わらず全ての相手にかける事が出来るような動きを勉強していかなければならないと目標を決め取り組む所存であります。

最早この泥沼から抜け出す事は出来ないと感じながらもこの「生涯継続できる何か」を与えて頂いた尚武館鈴木館長並びに指導者の方々には感謝しかなく、また尚武館の名に恥じぬような技を習得する為に今後も精進してまいりますので引き続きご指導の程、宜しくお願い致します。

 

                           金岡支部道場 

                            北野 武平


合気道をさせて良かった事

 

息子が自転車で横転した時、前回り受け身で怪我無く立ち上がったり、玄関から後ろ向きに転落した時には後ろ回り受け身で怪我をしなかったのを目の当たりにして、家内が事ある毎に「合気道をさせて良かった!」と言っています。


『五段に昇段して』

去る1月9日、公益財団法人合気会の鏡開き推薦昇段者の1人として、私の名前を載せていただき、五段の証書を無事にいただくことができました。

推薦いただいた館長を始め、今日までご指導いただいた皆様に改めてこの場で御礼を申し上げます。

私が合気道と出会ったのは、平成14年7月6日、約20年前でした。当時大学生だった私は、タウンページで尚武館を見つけ、見学にいくこととしました。館長を始め、その時にいた方々に暖かく迎えていただき、その日のうちに入門を決めました。平日は忙しく、土曜日は朝と夕方、日曜日は朝と昼と稽古に足を運びました。大学が休みになれば平日も通い、合気道に明け暮れた大学生活となりました。

しかしいざ社会人となると、思うように道場にも行けず、結婚して家庭を持ち、家も尚武館から遠ざかり、子ども生まれ、益々もって、合気道から遠くなるような時期もありました。

それでも今日まで続けることができたのは、いろんな人に支えられたことだけではなく、合気道が自分のいろんな自信に繋がっていたからと考えます。

単に合気道の技術を学ぶことだけでなく、人に何かを教えること、大会を企画して主となり段取りすること、教室の運営をすること、生涯学習センターの合気道講座をきっかけに学んだこと、国際交流、そして大阪府合気道連盟評議会参加など、尚武館で合気道を学んでなければ、経験できなかったことが数多くあり、それらが今の私の基盤を支えていて、今日まで続けるモチベーションとなりました。

五段というのはゴールとしてでなく、1つの通過点としてとらえ、今後も単に合気道の技術を磨くだけでなく、人として生きる上で大切なことを多く学び、それを世の為、人の為に還元できるようにしたいと考えています。

目標は高く持ち、いずれ合気道の師範として、世界のいろんな国や地域、合気道のない国にも合気道を広められるように人格、技術とも磨いていきたいと思います。

                           市岡教室支部道場

 

                            丸橋 慎介